猫などのペットと一緒に生活できる「ペット可」の賃貸物件は年々増えています。
しかし、猫を飼うにあたり、周囲に迷惑をかけないためにどのような対策を講じるべきか、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は賃貸物件で猫を飼う際、とくに注意が必要な「鳴き声」「におい」「爪とぎ」の対策方法について解説します。
賃貸物件で猫を飼う際の鳴き声への対策とは？
ペットが犬であればしつけによってある程度吠えなくなる可能性がありますが、猫に対してはしつけでは効果が出ないケースも少なくありません。
基本的に、ペットの鳴き声は、壁や床などから両隣の部屋や上下の部屋に伝わってしまうケースが一般的です。
そのため、賃貸物件の壁に吸音パネルを貼ることで鳴き声への対策になります。
近年では、デザイン性に富んだ商品や、賃貸物件でも壁を傷めずに使用できる吸音パネルが市販されています。
また、床に厚手のマットを敷けば鳴き声を軽減するだけでなく、猫の足音や高い場所から飛び降りた際の着地音を軽減できるため、おすすめの対策方法です。
とくにジョイントマットは安く手に入りやすいうえ、汚れた部分や猫の爪でぼろぼろになった部分をすぐに取り換えられるメリットがあります。
賃貸物件で猫を飼う際のにおい対策とは？
猫は基本的に体臭よりも、トイレのにおいが気になりやすいといわれています。
また猫の性格にもよりますが、トイレが汚れているとトイレ以外の場所で排泄してしまう猫もいるため、壁紙や床などににおいが付きやすい傾向があります。
賃貸物件では、退去時に原状回復として壁紙を貼り換える必要が出てくるケースもあるため、注意しなければなりません。
猫のにおい対策には、トイレをこまめにきれいにする方法が有効です。
たとえば、トイレ砂を多めに使用したり、汚れた砂をこまめに取り除いたりする必要があります。
また、システムトイレと呼ばれる2層式のトイレであれば、おしっこが下の層に敷いたトイレシートに落ちる仕組みになっているため、手入れの手間が省けます。
このほか、定期的な換気や消臭スプレーなどの使用も効果的です。
賃貸物件で猫を飼う際の爪とぎへの対策とは？
猫を飼育していると、あちこちで爪とぎをすることがあります。
とくに、壁などで爪をといでしまうと、退去時に原状回復費用を請求されるケースがあるため注意が必要です。
猫の爪とぎ対策には、こまめな爪切りが効果的です。
また、爪とぎしやすい場所が決まっているのであれば、爪とぎ防止スプレーの使用も効果があります。
このほか、猫が好きな素材を使用した爪とぎ用のアイテムを設置する対処法もおすすめです。
まとめ
賃貸物件で猫を飼う場合、吸音パネルなどを使うことで鳴き声が両隣に伝わるのを防げます。
また、におい対策にはトイレをこまめに掃除するほか、換気や消臭スプレーの使用が効果的です。
このほか、爪とぎ対策には爪をこまめに切って爪とぎを予防する、爪とぎ専用のアイテムを置いておくなどの手段が有効です。
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