賃貸物件を借りて「同棲」をする場合、賃貸借契約を結ぶ際にはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
ここでは、賃貸物件で同棲を考えている方のために、審査のポイントや注意点について解説します。
賃貸物件での同棲は入居時の審査が厳しい？
賃貸物件に同棲を前提で入居を申し込むと、単身の場合よりも審査が厳しくなる傾向があります。
理由として、下記のことが理由として挙げられます。
●滞納リスクがある
同棲の場合、仲たがいなどが原因で解消することもあり、家賃滞納や早期退去につながる恐れがあります。
●騒音トラブルが起きやすい
1人で暮らすよりも、当然物音や話し声も増えるでしょう。
近隣住民にとって深夜の騒音は迷惑そのもの、大家さんにとってもご近所トラブルは回避したいところです。
物件によっては、同棲に関して入居の条件を厳しく規定している場合があります。
経済状況だけでなく、社会的信用や立ち振舞いなどもチェックされる可能性があるので注意しましょう。
賃貸物件での無許可の同棲は強制撤去になる？
同棲の場合は入居審査が厳しいからといって、無許可で同棲を始める方もいるようですが、大家さんに報告や許可を取ることなく同棲をすることは、契約上認められていません。
単身用の物件や、契約書に「同棲禁止事項」が盛り込まれている場合、強制退去に該当する可能性もあります。
ただし、近隣住民に迷惑をかけていなければ、同棲を始めても「見ないフリ」をしてくれる可能性もあります。
基本的にはまず管理会社に報告して許可を取っておきましょう。
賃貸物件での同棲！審査に通るためのポイントは？
入居審査とは、借り手側の条件をもとに、貸し手側が「安心して物件を貸せる人かどうか」を判断するもの。
次に、同棲を前提に入居申し込みをする場合の「審査にとおりやすくなるポイント」をご紹介しましょう。
●1人の収入でも支払える家賃の物件を選ぶ
適正な家賃の目安は、手取り収入の3分の1といわれています。
2人に収入がある場合でも、合算して高めの家賃の物件にするのではなく、1人の収入で支払える物件を選びましょう。
●同棲相手を連帯保証人にする
2人入居可物件を選ぶことが前提ですが、賃貸借契約を結ぶ際は、同棲相手を連帯保証人に立てましょう。
それによって、自分と同棲相手を信頼してもらいやすくなります。
●将来的に結婚する予定であることを申告する
大家さんにとっていつ退去するかわからないという不安定な入居者は、断られる場合があります。
夫婦であれば 簡単に離婚して即退去するような事態は考えにくいため、入居に問題ありませんが、婚約中であれば夫婦に近い状態とみなしてもらいやすいでしょう。
まとめ
今回は、審査に通るためのポイントと注意点を解説しました。
賃貸借契約の際の審査では「社会的信用」が重視されます。
滞納歴がないことはもちろんですが、面談の際は外見的な要素にも注意し、きちんとした振る舞いを心がけましょう。
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